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カリキュラムの構成

カリキュラムの概要

高等司法研究科では、少人数での段階的教育をモットーにカリキュラムを組んでいます。

◆ 1年次
法学未修者のために、まずは法学の基礎を身に付けることに専念できるような基礎固めの授業を配置しています。併せて、憲法・刑法・民法について、初歩的な判例の読み方、教科書の読み方、法律文書の書き方について学ぶことができる少人数の演習形式の授業を選択することができます。

◆ 2年次
基礎的な知識を応用する力を身に付けるための授業を配置しています。事例問題を解きながら基礎知識を確認しつつ司法試験の論文式試験に対応できるレベルまで無理なく到達できるように工夫されています。また、多くの授業で事例問題の添削を受ける機会が設けられ、どの部分で知識が不足しているか、どのように論述するのがより効果的か等について教員から直接アドバイスを受けることができます。

◆ 3年次
より発展的な事例問題に取り組みながら、法学理論と実務を結び付け、多様な観点、特に国際的な観点から物事を分析する能力、現代社会の抱える問題に適切に対処できる高度な能力を身に付けることを目指す授業を配置しています。

※クリックすると全体が見られます[PDF]

 

在学中受験に対応したカリキュラム

令和5年の司法試験から在学中受験が可能となります。本研究科では7月中旬に実施される司法試験に即したカリキュラムを組んでいます。

在学中受験に対応したカリキュラム

令和5年度から司法試験制度が改変され、法科大学院在学中に、一定の要件を満たした者は、司法試験を受験できることになりました。受験資格を得るには、司法試験受験年の3月31日までに、以下のとおり定められた単位を修得していることが必要です。

  • 法律基本科目の基礎科目 30単位以上
  • 法律基本科目の応用科目 18単位以上
  • 選択科目 4単位以上

本研究科では、在学中受験を希望する学生に配慮し、上記単位数要件を期日までにみたすようカリキュラムの一部を改訂しました。また、3年時に配当される科目の一部を春学期・秋学期・冬学期に配置しつつ、それぞれ1単位化したうえで、1回あたりの授業時間を100分、授業回数を7回としました。このように司法試験受験日を含む3年次夏学期の授業負担を軽減しています。また、3年次配当であった一部科目については、2年次でも受講できるよう配当年次を拡大し、在学中受験に対応できるよう工夫しました。さらに、実務系科目の一部を3年次秋冬学期へ移動し、実務修習への接続が円滑に行われるよう配慮しています。

◆ 1単位化による夏学期の負担軽減
憲法応用2(春夏学期2単位)⇒ 憲法演習(春学期1単位)
民法応用3(春夏学期2単位)⇒ 民法演習1(春学期1単位)+ 連携講義・民法演習(秋冬学期1単位)
◆ 配当年次の拡大
経済法演習(3年次秋冬学期配当)⇒ 経済法演習(2・3年次秋冬学期配当)
税法演習(3年次秋冬学期配当)⇒ 租税法演習(2・3年次秋冬学期配当)
◆ 実務系科目の配置転換
模擬裁判・刑事(3年次春夏学期配当2単位)⇒ 模擬裁判・刑事(3年次秋冬学期配当2単位)

在学中の合格を目指すには

在学中受験制度の導入によって司法試験の難しさが軽減されるわけではありません。この制度を利用する方は、普段の授業での学びを中心に、着実に成果をあげていくことが必要です。制度の利点を生かすためには、自己の学習に関して、より厳密なマネジメントが求められます。

法曹コース

2020年2月に文部科学大臣の認定を受け、法曹コースがスタートしました。本研究科は、大阪大学法学部、香川大学法学部と連携協定を結んでいます。
この制度では、ロースクール入学前にロースクールの講義を受講し、既修得単位として認定を受けることができます。
※ただし、大学ごとに認定基準が異なりますので、詳細は各大学の教務担当にお尋ねください。

法曹コース修了者の認定科目については法曹コース登録者の方へをご覧ください

  • 法曹コースの詳細はこちらをご覧ください[大阪大学法学部サイト]
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