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教育目標/アドミッション・ポリシー

●教育目標

大阪大学の教育目標を受けた、専門職大学院としての本研究科の教育の理念及び目標は、「新時代を担う真のLegal Professionalsの育成」です。多様なバックグランドを有する学生を多数受け入れ、高度の法的知識・能力、幅広い教養、豊かな人間性、厳格な職業倫理を兼ね備え、かつ、ひとりひとりの国民がそれぞれに社会的責任を持った主体として自由で公正な社会の構築に参画することが求められる社会に貢献する法曹を養成することを目指しています。そのため、以下の重層的な目的を掲げています。

  1. 法科大学院は、法曹養成教育プロセスの第一段階ですので、(1)将来の法曹としての実務に必要な基本的な法知識及び技能を確実に修得させること、(2)その基本・基盤にたって、理論的かつ実践的な応用能力を身につけさせることを目指します。
  2. 人間や社会のあり方に関する幅広い問題関心を持ち、複眼的思考と深い洞察力をもって既存の法律知識を批判的に検討しながら、発展させていく創造的な思考力、同時に豊かな人間性と高い倫理性を有する総合的・全人格的な能力の涵養を目指します。
  3. 商都大阪という立地から、国際関係を含めたビジネス法に重点を置いた教育を実施し、地域社会に貢献・寄与できる法曹を養成することを目指します。

●法科大学院が求める学生像(アドミッション・ポリシー)

 本研究科は、法科大学院制度の理念及び「豊かな人間性、厳しい職業倫理を備えた法曹を養成する」という本研究科の理念に共感し、他の学生と積極的にコミュニケーションを図り、教員とともに研鑽を積む学生を求めています。

【求める人材像】
 単なる知識の習得や一つだけの答えに満足せず、柔軟な発想のもとに「考える」という論理的プロセスを大事にし、自らが設定する課題を探求しようとする学生、また、厳格な成績評価・修了認定に耐えるだけの努力を惜しまない学生を求めています。

【入学者選抜の基本方針】
 法学未修者については、社会で日々生じている事象に広く関心を持っているか、それらの事象を的確に分析し、自身の考えを提示することができるかという観点から選抜を行ないます。
 法学既修者については、単に法律に関する知識を習得しているだけではなく、具体的な事例において、習得している知識を適切に用い、説得的に結論を提示することができるかという観点から選抜を行ないます。

【具体的選抜方法と、資質・能力との関係】
 法学未修者については、一般選抜と社会人や他学部・他学科卒業生を対象とする特別選抜を実施しています。書類選考による一次選抜の合格者に対して、一般選抜では小論文試験を、特別選抜では口述試験をそれぞれ課しています。小論文試験も口述試験も法律知識を問うものではなく、あるテーマについて書かれた文章の内容を正確に読み取ることができるか、論理的な思考の過程を文章または口頭で表現することができているかをみるものです。
 法学既修者については、一般選抜と法曹コース修了者を対象とした特別選抜を実施しています。一般選抜および特別選抜(法曹コース開放型)では、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の論文式試験を課しています。特別選抜(法曹コース5年一貫型)は口述試験のみが課されます。いずれの試験においても、それぞれ法律について基本的な知識を習得できているか、基本的な知識をもとに論理的な思考ができているかをみています。

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