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研究科長室より

コンティー面談

2019/06/06

 6月になり、春~夏学期のコンティー面談が行われています。学生の皆さんには担当の先生から面談予約の連絡が届いているはずです。中には、もうすでに面談を終えた人もあるでしょう。すでに面談を終えた人も、これからの人も、とりわけ新入生の皆さんの中にはこの面談の趣旨がよく分からない人があるかもしれません。あらためてこの場を借りて説明しておきます。

 2007年度から開始し、2011年度からはWEB上で情報共有ができるシステムにバージョンアップしたコンタクト・チャート(Contact Chart、略してCC)システムは、コンタクト・ティーチャー(Contact Teacher 、略してCT)と学生が面談を通じてコミュニケーションを密にし、その面談の結果を教員全体で共有するものです。CC制度の目的は、以下の3つです(加算プログラム申請時の説明による)。

  • 学生が、CTとの対話を介して、自己の学習状況を自己点検・評価・改善し、学習の目的としてのキャリアデザインを描ける自律した学習主体として成長することをサポートする。
  • CTが、学生たちの自己点検・評価を通じて自己実現しようとする営為をサポートする。
  • 研究科は、学生と教員との間の対話を記録し、適切に共有し、学生支援の基盤とする

 つまり、CTとの定期面談は、単に学生が入試成績や前学期の成績を教えてもらったり、教員が法科大学院入学前の学習歴について聞いたりして情報収集をするだけの場ではないのです。4月のこの欄の記事で、高等司法研究科の課題が「成績中位者以下の学生のレベルアップ」であることを示しました。面談を通じて集約した皆さんの声は、学習支援について、より効果の高い方法を考えていくための貴重な情報です。面倒がらずに面談に行って、皆さんの声を教員に伝えてください。そして秋の定期面談では、「これだけ頑張りました」とCTの先生に報告できるようにしましょう。

成績優秀者表彰式
2018年度の成績優秀者表彰式を行いました

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