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研究科長室より

初夏です

2020/06/08

 学生がキャンパスに集うことができない状態が3か月目に入りました。授業だけでなく、会議もテレビwebを使って行うものが多くなり、研究科長としての仕事も様変わりしています。昨年は、研究科内の会議など、用事のある時にしか研究科長室には居らず、大学に来ていても、教室と研究室で過ごす時間がほとんどでした。しかし、研究室のパソコンにはウエブカメラをつけていないため、4月以降は、授業の録音・録画や教授会などの会議のために、カメラ付きのパソコンが置いてある研究科長室にいることが多くなりました。ごくたまに事務職員の方が科長室に顔を出されることがあるので、そのときは少しだけ人と面と向かって話をしますが、それ以外は人と直接話をする機会もほとんどなくなっています。吹田キャンパスでの会議に出向くことも少なくなりました。研究科長室は、来客があったときに学外からのお客さんをお迎えする部屋でもあるのですが、来客もずいぶん少なくなっています。という次第で、他に人のいない研究科長室で、パソコンやICレコーダーに向かってしゃべっているという妙な状況です。

 ところで、延期されていた司法試験が8月に実施されることが決まりました。これから梅雨と、梅雨明けの暑さがやってきます。そんな季節に試験直前の最も集中力を必要とする時期の勉強を続けなければならない修了生の皆さんには、この場を借りてエールを送ります。例年であれば、自習室を利用する修了生と顔を合わせる機会があったので、試験直前には激励し、試験の後は受験した感想を聞く、という機会もありましたが、今年はそれも叶いません。そこで、「皆さんには阪大で学んできた経験が必ず力を与えてくれます。それを信じてあと2か月、走り切ってください!」

 新型コロナウイルスの影響で仕事の仕方はずいぶん変わりましたが、季節は例年と同じようにめぐってきます。例年5月から6月にかけては、自宅の庭の片隅に作った小さな苺畑に実がなります。それを少しずつ摘み取って冷凍しておき、ジャムを作っています。週末しか自宅に戻らないので、口に入る数よりも虫や鳥に食べられてしまう数の方が多いのですが、それでも今年も小鍋一杯のジャムができました。

 

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