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研究科長室より

司法試験の結果について

2021/09/08

 97日に司法試験の合格発表がありました。今年の受験者は、3,424人で、そのうち短答式試験の合格者が2,672人、最終合格者が1,421人という結果でした。阪大の修了生は、115人が受験、短答式試験の合格者94人(短答式の合格率81.74%)、最終合格者47人(合格率40.87%)という結果でした。この結果は、合格者数(昨年34人)、合格率(昨年37.78%)ともに昨年を上回るものでした。また、特筆するべきは、直近修了年度(令和2年度)の修了生の合格率が2年続けて50%を超えたことです。ただ、逆に4年目、5年目の受験者に合格者がなかったことは残念でした。この結果を分析し、今後の修了生に対する支援に繋げていきたいと考えています。

 さて、合格した修了生の皆さんには、お祝いを申し上げます。今年は、昨年のような試験日程の変更はありませんでしたが、コロナ禍の中での受験という点では、昨年同様、様々な困難があったことと思います。私たち教員にとってこの1年は、対面授業を維持したおかげで、在学生には今まで通りに接することができたものの、修了生の顔を見る機会は少なくなり、結果を心配しながら待っていたところでした。ともに祝杯を挙げることは、時節柄できませんが、祝意は変わりません。

 司法試験について、研究科としての当面の目標は、短答式の合格率80%、最終合格率50%に置いていましたので、今年は短答式で目標を上回りました(それだけに、最終合格者がもう少し伸びることを期待していましたが、それは叶いませんでした。)。来年は、今年不合格だった人の頑張りを期待し、この目標に近づき、上回ることを目指したいと思います。

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