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研究科長室より

バトンタッチ

2022/03/07

 2022214日に研究科主催の行事として、税法の谷口勢津夫教授の退職記念講義がありました。オンライン(Zoomウェビナー)講義を研究科長室から配信していただきました(写真1)。退職記念講義のオンライン配信は昨年度もありましたし、学会や研究会もウェビナーで配信の形式が多くなってきました。しかし、聴衆の顔が見えないイベントに私は、いまだに違和感を覚えます。それでも、配信を視聴してくれた人の数は100人を超え、そのことを谷口先生も喜んでくださったので、大成功でした。

 谷口先生は、高等司法研究科の第3代の研究科長を2010年から2014年までの24年にわたって務められました。谷口先生が研究科長だった時期には、私は副研究科長だったので、「学生第一主義」を掲げた谷口先生の研究科運営のことにも触れながら、冒頭の挨拶をさせていただき、講義は真横で聞きました。研究生活を振り返りながら、「発展途上」の自分を語るという、味のある講義でした。

 記念講義の司会進行役は、松本和彦教授が務めてくれました。松本先生は次期研究科長ですから、科長室に元、現、新の研究科長が顔をそろえることになりました(写真2)。3人とも一見強面ですが、目が優しいのが共通点でしょうか。

 私の「研究科長室より」は、今回が最後になります。研究科長になったときに、この欄に月1回は記事を書く、という目標を立て、それは達成できました。もとより、日常の出来事や思いついたことを書き連ねた雑文ですから、この欄に書いたことが誰かの役に立ったのか、と問われれば心もとない限りです。受験生や外部に対する発信力を高めたいという目的も果たせたのかどうか。それでも在学生や修了生、職員の方々などが「読んでます。」と伝えてくれることがあって、これが支えになりました。

 松本次期研究科長は、修了生からの発信を強化する新たな取組(動画配信)を始めておられます。私のささやかな取組は、新しい担い手に別の形でバトンタッチです。…とここまで書いたところへ、下村前研究科長が豊中キャンパスに来られました。下村先生から私、私から松本先生へとバトンは渡る、ということで、今回は下村先生との写真も添えておきます(写真3)。

 1:谷口教授オンライン講義中

 2:現、元、新研究科長そろい踏み

 3:下村前研究科長と

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