0. はじめに
私は、大阪大学法科大学院(高等司法研究科・既修者コース)を修了し、おかげ様でこの度の司法試験に合格することが出来ました。
以下に記す私の経験のうち、少しでも皆様のお役に立つところがあれば幸いです。
1. 法科大学院の授業の大切さ
この度合格させて頂いた後に、強く思うことは、司法試験は「法科大学院の学修」の到達度試験であったということです。
試験本番ではトラブルに見舞われましたが、法科大学院で積み重ねてきた愚直な努力は裏切りませんでした。
日々、法科大学院の授業を大切にし、一生懸命に研鑽を積むことで、自ずと法的思考能力が磨かれ、法曹への扉は開かれていくものと私は思います。
(1) 授業の予習の重要性
復習の大切さは言わずもがなですが、以下のように、私は予習にも力を入れておりました。
私は、法科大学院の授業1科目の予習に8時間程度はかけていたように思います。予習段階で、自分なりの理解をきっちりと構築しておくことで、授業で教えて頂いた内容と比較検討することが可能となり、いわば弁証法的に、盤石の理解が作り上げられていったように思います。
また、予習をしっかりとしていくことで、疑問点が明瞭になるため、授業後にすぐに先生に質問をさせて頂き、効率よく疑問を解消できました。授業はソクラテス・メソッドでしたので、授業全体との関係で重要と考える疑問点は、授業内で挙手して質問させて頂いたこともありました。全ての先生方が、授業内外で懇切丁寧に質問に応じてくださり、心から感謝させて頂いております。
(2) 全ての科目を大切にすることで得られる学び
私は、一見、司法試験科目と関連性が強くないように見える科目であっても、全ての科目の授業に全力で取り組みました。
新しい知見に触れ、考えたこともないような未知の問題に果敢に挑戦することで、問題発見力や問題解決力が上がり、法的思考能力においても深みが増したと考えております。
2. 司法試験の対策
私が、今回の司法試験を受験するにあたってとくに重視していたのは、次の2点です。
①体系的理解(網羅性)
②答案技術(短く多くの点に触れる)
以下、この2点に触れた後、その他に気をつけた点についても触れておきます。
(1) 体系的理解(網羅性)
私は、全科目、基礎的な教科書を通読しました。
これまで、様々な合格者の先輩方と出会う機会がありましたが、優秀な成績で短期合格していった方の多くは、常に座右に基本書を置いて、こまめに基礎知識を確認していたように思います。
筆が速い方でなく、途中答案を避けるために過去問を書くトレーニングばかりしていた私も、やがて、基本書を通読するに伴い、問題で出題者から問われていることがスピーディーに把握できるようになり、暗中模索する中で無駄な記述をしてタイムロスするようなことが少なくなりました。
基本書の通読を怠り、出題者から問われていることが即座に把握できないと、手探りの無駄な記述が増えて途中答案のリスクが格段に上がってしまうため、過去問等の問題演習だけに偏った勉強にならないよう注意をする必要があると、私は常に自戒しておりました。
あまり難しい教科書を使うのは避けました。通読に時間がかかる点、基本事項の理解の妨げになる点、問われてもいないマニアックな知識・考え方を答案上に披露したいという悪しき欲求に駆られてしまう点、などがその理由です。
判例集についても、どうしても気になるものを除き、直前期は判旨のみを簡単に確認する程度にとどめました。重要判例は基本書にも出てくる(憲・民・刑については短答式の過去問にも出てくる)こと、解説まで読み込むと膨大な知識量になって途中答案のリスクが高まってしまうこと、などが理由です。逆にいえば、事案や解説などは、直前期ではなく、ロースクール在学中の時間があるときに読んでおくのが良いと、個人的には思います。
(2) 答案技術(短く多くの点に触れる)
私は、筆が速い方ではなく、また悪筆であることから、答案技術については人一倍、研究を重ねました。短く、そして多くの点に言及する方法を、自分なりに試行錯誤しながら体得していきました。
以下、その中で私が肝要と考えた点につき、記しておきます。
ア. 問われていることの把握
答案で無駄なことを書かないためには、出題者から問われていることを正確に把握できていることが大前提になると思います。そのためには、上記(1)の基礎的な基本書の通読が私にとっては不可欠でした。
イ. 言及すべき事項の選定 (条文・要件・効果・判例・学説その他法的な考え方)
選択科目を除き、1科目120分という試験時間は、本当に短いと思いました。その中で、いかに多くの事項に言及できるかという点につき、次のような考えで、私は試験に臨みました。
(ア) 条文番号は、少ない文字数で点数につながるため最重要であると考え、問題に関連する条文は広く挙げました。関連する条文を答案にちりばめることで、体系的理解が示せるという利点もあります。
そのため、普段から基本書の通読の際に、条文をこまめに引いておくことを心掛けておりました(民事系では併せて訴訟物という視点も考えておりました)。
(イ) 要件・効果は、短くても良いので、なるべく多く触れるようにしました。
そのために、三段論法を多用しすぎないように注意しました。三段論法は重要ですが、基本的には、事案の中に消極・積極の双方の間接事実が挙がっており、学説や事実評価次第で結論が分かれうるところのみ、三段論法を踏めば十分と考えました。充足が明らかな要件について、端的に「事実抽出→定義の充足→要件充足」を一行で短く書く技術も、三段論法と並んで非常に重要であると私は思います。
(ウ) 問題提起についても、問題の所在が見えづらい場合以外は、必要性は小さいと私は思っておりました。
ですので、私は問題提起をあまり用いませんでした。
(エ) 争点部分の規範も、短く済ませて、事実へのあてはめに素早く入ることを心掛けておりました。
そのためには、学説や判例にこだわりすぎないことも大事であると思っておりました。
私は、難しい最新の学説にこだわらず、事案に適用しやすい単純明快な学説や、自分にとってわかりやすい学説をなるべく自説にするように心掛けました。
理由付けについても、覚えたものを吐き出すのではなく、自分の理解の中で大切と考えるポイントを、自分の言葉で短く書くようにしました。
学説を忘れた場合や知らない場合も、自分の頭で考えたものを法的に無理のない範囲で端的に示せれば十分と考えておりましたので、無理に思い出そうとして時間を浪費することはしませんでした。
判例の文言についても、考え方が合っていれば十分な点数がくると思っておりましたので、適宜、自分の言葉で要約して短く書いておりました。
判例の挙げる考慮要素なども、規範として答案に書くのではなく、考慮要素に該当する事実をピックアップするための、あてはめの指標として用いておりました。
ウ. 事実引用と事実評価の仕方
事実引用についても、すべてを丁寧に抜き書きする必要はないと思っておりました。
採点官の先生がどの箇所の事実の話をしているのかがわかる程度の事実の特定ができれば良いので、要約して短く事実を適示し、短く事実評価をして、結論を示したら、どんどん次に進みました。
この方法により、なるべく多くの事実に言及することを心掛けました。
(3) その他に気をつけたこと
ア. 答案をなるべく最後まで書き切ること
文章は短くわかりやすく、文字は大きく丁寧に、素人が読んでも分かるような親切な答案を書く、というのは理想的です。
しかし、試験には厳しい制限時間があるため、私は、理想論と現実論は区別しておりました。
そのため、最低限の判読可能な文字で、玄人中の玄人の採点官の先生に善解して頂けるような最小限の文章を、時間内に書き切ることを目指しました。
イ. 短答式試験の重要性
短答式試験の成績は、とても重要であると考えておりました。短答の点数は圧縮されるものの、絶対評価が最終成績に持ち越されるため、最終合格の合格率とかなりの相関性があるといわれているからです。
この点は、大阪大学ロースクールの先輩方も、過去の合格者報告会で、異口同音に仰っておられました。
具体的に私がやったことは、過去問、基本書の通読、条文を引いた際に何を規定しているのか分からないものをコンメンタールなどできちんと調べておく、などです。
ウ. 最後まで諦めない強い気持ち
試験本番では、どのようなコンディションであっても、それを運命として受け容れ、ベストを尽くし続けることが、一番大切なことであると思いました。
本番では、緊張・疲労・その他の外的要因により想定外のイレギュラーな事態が襲ってくる可能性があります。
私もそうでした。かつて経験したことのない劣悪な座席になり、座席交換の希望も容れてもらえませんでした。最初の選択科目は半分ほどしか解答できませんでしたし、その後の科目も血眼になりながら問題文を読まなければならない地獄を経験しました。それでも、延べ4日間を諦めずに最後まで闘い抜き、合格を勝ち取ることができました。
3. おわりに
大阪大学ロースクールの先生方、教務係の皆様、諸先輩、同級生や後輩の皆様には、在学中および修了後に本当にお世話になりました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
在学生や修了生の皆様、最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。何か分からないことやご相談などございましたら、お気軽にお声がけください。この拙い体験記を読んでくださった皆様が、司法試験の合格を勝ち取られますよう、切に祈念いたします。
私は、司法試験に向けた勉強を行うにあたって、①量より質を高める、②基礎・基本を徹底する、③法科大学院を活用するという3つの勉強方針を立てていました。
このような方針のもとで、短答と論文のそれぞれの勉強を行うにあたり、以下のような勉強法をとっていました。
まず、短答の勉強についてです。私は、憲・民・刑いずれについても、主として市販の過去問集を利用しました。短答の学習範囲は、どうしても論文の学習と異なり細かな知識にも及ぶため、短答と論文の学習はそれぞれ特質を有すると考えてしまいがちです。しかし、私は短答の学習は繰り返すうちに単調なものになってしまう危険があると考え、どうせ短答の学習を行うならば、時間を効率的に使って短答と論文の学習を関連付けながら同時に行うことを意識しました。具体的には、問題の肢ごとに、仮にこの問題が論文で問われた場合にはどう答案に書くかということを意識して解いていました。この勉強法は、最初のうちは莫大な時間がかかってしまう方法で根気を要するものだと思います。もっとも、単に短答の問題と割り切って解くよりも格段に知識に対する理解が深まって定着度合いが高まり、結果的に忘れにくく論文にも活かすことができる知識にできたと考えています。
次に、論文の勉強についてです。私の論文の学習のベースは法科大学院の授業及び某予備校での講義でした。2年次の2月頃から本格的に司法試験に向けての勉強を開始し、3年次の7月頃までに予備校のインプット講義全てを受講しました。夏休みになると、ひたすらアウトプット講義の問題を解き、論文抽出能力と文章力を養っていました。なお、問題を解く際は、基本的に答案構成で済ませることが多かったです。法科大学院の授業内容は、インプット講義やアウトプット講義を経ていく中で、より理解を深める勉強をする上で大いに役立つものでした。その後、9月末からは他の予備校の答練を受講しました。この答練を受講することで、司法試験レベルの長文の問題に取り組むにあたっての時間配分、問題文の読み方及び文章表現力などを養っていました。そのまま、3月に全国模試を受験し、さらに司法試験延期後の7月にも全国模試を受験しました。答練や模試を通じて、法科大学院の授業や予備校で学んだ内容が十分に通用することを実感することができ、そのまま司法試験本番に臨み合格することができました。なお、私は司法試験過去問を法科大学院のゼミ等を通じて2年分ほどしか解いていなかったため、今になってはもう少し過去問を解いておくべきだったと考えています。しかし、司法試験は相対評価であり、受験生全員が解ける問題は確実に正解することが必要です。このような観点からは、基礎・基本的な問題を押さえ、さらに法科大学院の授業によって理解を伴った勉強ができたことにより、司法試験過去問を消化量の少なさをカバーすることができたのだと思います。
最後に、法科大学院の授業をしっかりと活用することができれば、司法試験に合格することは十分に可能です。手を広げ過ぎることなく、最後まで基礎・基本を徹底することを意識して頑張って下さい。
● 勉強法の目的手段審査
より高確率で合格したいと考えるのであれば、まずは勉強の「量」にこだわってください(息抜きの割合が大き過ぎる人が少なくありません。)。それがスタート地点です。「量」をこなしたうえで思ったような結果が出ない場合(期末試験の結果が芳しくない、過去問演習で満足のいく答案が書けない等)、①結果が出なかった原因を丁寧に分析し、②原因を克服するための勉強法を吟味して勉強の「質」を向上させてください(=勉強法の目的手段審査)。
結果が出なかった原因は、時間配分のミスなのか、問題文を読み違えたのか、原理原則レベルでのインプットが不足していたのか、暗記レベルでのインプットが不足していたのか、インプットは十分だったが当てはめで書き負けたのか等、多種多様なものが考えられます。「分析により判明した原因を改善すること」、が今後の勉強法の「目的」になります。
「目的」を把握したら、次は「手段」の吟味です。例えば、原因が原理原則レベルでのインプット不足にあるのであれば、闇雲に起案の回数を増やしてもインプットの時間が足りなくなってしまい、「目的」を十分に達成できません。ただ、起案を全くしないと答案構成力が衰える等の弊害が生じるかもしれません。そこで、「起案の回数は腕試しとして週1回に絞り、自らのインプット教材を読む時間を増やす」、がより「目的」を達成するために必要かつ相当な「手段」といえそうです。他方、「文章力には自信がある。足りていないのはインプットだけだ!」という方であれば、起案はせずにひたすら自らのインプット教材を読む、というのもアリでしょう。
少なくとも私はこのように勉強法を吟味し続けた結果、無事合格することができました。成績もそれなりに良かったです。この吟味ができるのは、あなた自身だけです(他人はあなたの勉強の「結果」は知っていても「過程」をすべて把握しているわけではありませんから、他人からのアドバイスは結果論であることが多いです。)。この分析は自分の弱点に正面から向き合うことですので、非常に辛いことです。しかし、「これさえすれば合格できる!」なんて夢のような勉強法は存在しません(存在するのであれば皆やります。)。やるしかありません。逃げずに頑張りましょう。合格したいのであれば。
● 民法の重要性
多くは語りませんが(語り始めると極めて長くなってしまいますので…。)、とにかく民法の勉強を怠らないでください。民法をキチンと勉強することは、必ず合格への糧となります。
司法試験に落ちるか・落ちないかの違いは、その人に「不合格の原因」があるか・ないか、の差であると思っています。
そして、司法試験は相対評価ですから、「不合格の原因」とは、全受験生との差によって生じます。つまり、「不合格の原因」とは、全受験生の水準に達しない部分が多いこと、すなわち、弱点(他人よりも劣っている点)が多い人が、不合格となります。
そのため、弱点を多く改善することが、合格に直結する、と思います。
そこで、弱点を多く改善し合格するために、大事なことは、①自分を客観視して、自分の弱点を把握すること、②自分の弱点を改善するための、目的意識のある勉強方法を行っていること、この2つであると考えます。
②の目的意識のある勉強方法を行うためには、結果から逆算して考えることが大事です。
もしあなたがきちんと勉強しているのに成績が伸び悩んでいるのなら、500%、勉強方法が間違っています。(1回目・2回目の司法試験を落ちた私が現にそうだったからです)
その勉強方法に目的意識があるのか、ないのかを判別したいのならば、なぜ自分がその勉強方法をとるのか、ということが説明できる程度の認識を有する必要があると思います。(勉強は司法試験に合格するために行うわけです。勉強は作業ではありません。)
例えば、私は、過去問を何回解いても、途中答案になることが多かったです。
途中答案ということは、どこかに時間をかけすぎているということなので、㋐問題文を読む時間、㋑答案構成、㋒実際に書いている時間、それぞれを科目ごとに、時間を測りました。そして、それぞれの時間をどうやったら削減できるのかを考えました。逆に、ここはどう頑張っても時間が削減できない、という点も把握しました。
そして、具体的な対策ができたら、まとめノートとして整理し、試験本番の直前に読み込みました。このノートは何度も見返し、自分が犯しやすい失敗を常に意識しました。
また、私は、メリハリのある答案を書くことができず、点数が伸びませんでした。
メリハリがついていないのは、出題趣旨が分かっていないからだと気づきました。
そのため、過去問を解く際に、㋐どう問題文を読めば出題趣旨に気付きやすくなるのかを工夫し、㋑日々の勉強の中で問題の所在を考えることで、司法試験の問題の所在たる出題趣旨にも気付くことができるようになり、㋒冗長的でない参考答案の特徴をパクる、…etc等、分析を行いました。
今後、いろんな人からアドバイスを聞く機会があるかと思いますが、人それぞれの現状・知識の量は全く違います。また、「過去問」の勉強方法も、千差万別です。ですので、先輩のアドバイスを聞く際は、その先輩がどういった意味で、その勉強方法を言ったのか、というバックグラウンドを確認することが必要であると思います。この確認を怠ることは、目的意識のない勉強方法につながると思います。
常に、自分を客観的に分析し、弱点と向き合っていれば、絶対に合格できると思います。心が折れそうな時もあるかと思いますが、是非頑張ってください。皆さんなら、絶対に合格できると信じています。
これは誤字ではありません。この時期は、様々な合格体験記が溢れています。もちろん私はそれらを否定しません。しかし、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」という言葉があります。至言です。正直私の合格は、運に助けられた面もあります。また上位合格者は、自分ができることは当然と思い、文章にされないことも多いはずです。だから、不合格者を反面教師にした方が良くありませんか?私の経験を皆さんの参考にしていただければ幸いです。特に短答で120点程度の知識量はあるけれども、論文の成績が2000番程度で伸びない人は特に参考になります。
私自身は短答式試験は、合格していたのですが、ずっと論文式試験で不合格でした。正直安易に考えていました。「次は上から1,500名が抜けるのだから、来年は自分の番が回ってくるだろう」と。しかし、毎年予備試験の合格者が400名参入し、ローの上位層が毎年新規参入しています。根拠のない楽観論は有害です。私自身は、卒業後民間企業に就職したこともあり、惰性で受験していたところもあります。
まず、精神論になりますが、最後まで絶対にあきらめないでください。私自身令和2年度の短答民法で苦戦しました。問題を解きながら、短答落ちが頭をよぎりました。この試験は相対評価ですので、あきらめなければ浮き上がります。
次に、実質的な学修を行うことです。形式的に過去問を解いていませんか?手を動かすだけの運動になっていませんか?単に「論点を落とした。ここは次書けるようにしよう」と安易に考えていませんか?安易に演習書をはしごしていませんか?もっと深みにある学修をしましょう。
具体的なチェックポイントは以下の通りです。
このようにできる限りできなかった理由を分解する必要があります。すなわち、弱点分析と補強です。敵(過去問の合格水準)と己(自らの答案)を知り、その距離を縮めてください。合格答案は遠い島にあるのではありません。あなたの答案と未来の合格答案は地続きにあります。今手元にある答案を修正を重ねていくことによって、合格答案に接近していきます。論文の問題は難しいですが、合格レベルは意外と高くありません。前述のように相対評価なので、上記の弱点を修正していくだけで、浮き上がります。それを、本試験の日までそれをあきらめずに行う必要があります。
最後までお読みいただきありがとうございます。最後に、私を応援してくださった皆さまに感謝の言葉と、これ読んでいる皆さんの健闘を心からお祈りして、ペンを置きます。
本研究科では、学生委員会(学生のクラス代表で構成する組織)の企画・進行により、毎年9月に司法試験合格者体験報告会を開催しています。
昨年度は、司法試験の延期に伴い、3月26日(金)14:00~16:00にオンラインで開催しました。