2021/04/07
4月6日に大阪城ホールで大学の入学式がありました。高等司法研究科の実質的な入学式は、4月1日の新入生オリエンテーションで行いましたので、高等司法研究科の入学生にとっては、大学全体の入学式は任意参加という感じだったでしょうか。あるいは、すでに5日から授業が始まっていますから、新入生もそれどころではない、ということだったでしょうか。実際、大阪城ホールの高等司法研究科の新入生席には、あまり学生が座っていませんでした。高等司法研究科の入学式は、研究科長挨拶と来賓挨拶のみの極めて簡素なものでしたので、大阪大学の入学式の雰囲気をお伝えしておきます。
今年は、令和2年度の入学式が中止になったため、2年分の入学式を1日で挙行するという形になりました。午前中が2021年度の新入生のための入学式、午後は入学式が中止になった2020年度の入学者のための式典でした。ただし、保護者の出席はなし、席も間を空け、出席者は新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールを求められるなど、新型コロナウイルスの感染防止対策はかなり徹底していました。それでも、午前の出席予定者が4,400人、午後が3,100人強とかなりの人数で、壇上からみていると壮観でした。
式の内容は、ウェルカム・ムービーの上映に始まり、大阪大学交響楽団の演奏、総長、理事、部局長が壇上にアカデミック・ドレスを着用して着席、入学生宣誓(学部、大学院)、総長告辞、その後学生団体による演奏(交響楽団、混声合唱団、男声合唱団)と演舞といった流れでした。式の雰囲気を盛り上げるために音楽の演奏があるのは珍しくありませんが、応援団による演舞があったのが目新しいところでした(3月の卒業式でも応援団の演舞があり、これは今年から取り入れられたもののようです)。壇上に巨大な団旗が立つ演舞は、バンカラの名残があって楽しめました(2度あったのは食傷気味でしたが)。
午前の部と午後の部の間に2時間ほど時間があったので、大阪城公園の中を少し散策しました。桜(染井吉野)の花はすでに散ってしまい、代わりに新緑がまぶしい陽気でした。
時間的に天守閣に登楼するのは無理でしたが、巨大な破風が目立つ天守閣を間近にみたのは、小学生のとき以来。大阪という都市の大きさを象徴する建物だなあ、と改めて思いました。
以上、入学式の報告です。
2年分の入学式の看板と青屋門から覗く天守閣