2024/11/13
この欄でも何度も言及した高司創立20周年記念修了生交流パーティーが、今月10日(日)14時から16時過ぎまで、大阪大学中之島センター9階「サロン・アゴラ」にて、これといったハプニングに見舞われることもなく、ささやかながらも晴れやかに開催されました。当日は晴天で、かつ、比較的暖かい絶好のパーティー日和でした。穏やかな天候に誘われるかのように、懐かしい顔ぶれが続々と集まってくれました。このために遠方からわざわざやってきてくれた修了生も多数いました。その意気込みには大変感動しました。
10年前の周年記念パーティーのときは、豊中キャンパス内の大阪大学会館に会場を借り、今回以上に手作り感溢れたパーティーを開いた記憶があるのですが、あのときは修了生もみんな若くて、大半が独身者でした。しかし今回は修了生同士で結婚した夫婦がお子さんと一緒に来場してくれるなど、時の流れを感じる瞬間がいくつもありました。当時、パーティーの運営を手伝ってくれた在学生が、今では立派な法曹になっていて、今回は修了生として来場してくれている姿を見るにつけ、感慨深い気持ちになりました。
実は研究科主催で開催すると決まった時点で何とか押さえることができた会場の「サロン・アゴラ」は、今だからこそ申し上げられるのですが、立食パーティー時の定員が80名でした。ここに100人を超える修了生が殺到したらどうしようと不安な気持ちのまま参加を呼びかけたところ、予想に反して参加希望者の数がなかなか伸びず、定員オーバーどころか、今度は逆に来賓者や先生方の数の方が多くなりかねない恐怖に苛まれて、本来であればお招きすべき人への声がけにまで進めませんでした。最終的には駆け込みもあって修了生の参加者数がどっと増え、同伴のお子さんも含めると、90人あまりの出席という程よい数に落ち着きました。
短時間のパーティーで、多くの参加者が同期と旧交を温め、多くの先輩や後輩、さらには先生方とコミュニケーションをとっていただくため、歓談の時間をできるだけ多く確保しようと考え、挨拶やスピーチは最初の10分と最後の10分にまとめることとし、冒頭の挨拶も研究科長と青雲会会長(法曹会事務局長)だけに絞り、最後に在学生代表と修了生代表のそれぞれ1名だけがスピーチするという進行を予定していました。しかし、これだとせっかく集まってもらった修了生や先生方に対して素っ気がないし、物足りない感があると判断した司会者が、機転を利かせて、何人かの修了生と先生方にスピーチを依頼して、パーティーを盛り上げてくれました。幸いスピーチをした皆さんは、冗長にならない程度に話をまとめてくれたため、会食への差し障りはなかったと思います。
この種のパーティーの定番は記念撮影です。当初、「サロン・アゴラ」で全員が揃って集合写真を撮るのは、スペースの関係で困難と思っていたのですが、現地視察の結果、参加者の皆さんに4列になってもらい、最後列の人たちに椅子の上に立ってもらえば、全員揃っての集合写真も撮れるのではないかと判断しました。こうして撮影されたものが下記の集合写真です。後ろの列にいくにつれて、顔が小さく写ってしまうことはご容赦いただきたいのですが、楽しい雰囲気は十分に捉えられたのではないかと思います。
この集合写真の手前真ん中に、OULSのロゴが入った「のぼり旗」があることに気づかれましたでしょうか。参加者の皆さんが、当日、ロゴの周りに思いのたけを寄せ書きしてくれたものです。寄せ書き中には法律家らしからぬ言葉?も散見されますが、ロースクールへのaffectionとrespectに満ち溢れた言葉であることに違いはありません。せっかくなので、この「のぼり旗」は、当分、研究科長室の壁に掛けて来訪者に見てもらおうと考えています。現在、きれいに見せるための工夫をしているところです。見に来ていただければ幸いです。