教員からのメッセージ|大阪大学大学院高等司法研究科(法科大学院)
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教員からのメッセージ

法曹を目指す皆さんへ

野呂 充 教授

 ある著名な医師が、貧しかった少年時代に心の支えとなった恩師の教えを振り返りながら、「手術台に乗れば、総理大臣も社長も何もない。」「人は一人では生きていけない。だからこそ社会をつくり、お互いを助け合う。」と語っていました。法もまた、誰にでも平等に適用され、人が互いの人格や立場を尊重し、社会の中で支え合って生きていくためのルールや仕組みを定めています。そして、法がその役割を果たすためには、専門的能力と人間性を備えた、社会生活上の医師というべき法曹の存在が不可欠です。

 本研究科は、このような法曹を輩出するという使命を果たすべく、第一線で活躍する多数の実務家を含む充実した教育スタッフが、学生とのコミュニケーションを大切にしながら、高度な教育と良好な学習環境を提供しています。多くの皆さんが、本研究科で学び、そして、社会に求められる法曹として巣立っていくことを期待しています。

「学びの場」の意義

水谷 規男 教授

 「法曹は社会生活の医師」であると言われます。人が困ったことやもめごとが起こったときに頼ることができる専門家だからです。他者から頼られる専門家にはいくつかの条件があります。当然、専門家としての高度な知識と技能を身につけていなければなりませんが、それだけでは足りません。当事者が抱えている問題を的確にとらえること、その前提として人の話を丁寧に聞く姿勢を持てること、そして問題解決を委ねるに足りる人格を持っていることです。

 知識を獲得することだけが目的であれば、「学びの場」よりも、より多くの情報が獲得できる手段さえあればよく、法科大学院を経なくても法曹になれると考えている人もあるかもしれません。しかし、よき法曹となるために求められる能力と資質は、他者との関係性の中で磨かれるものです。高等司法研究科は、少人数教育と学習支援の取組を通した学生と教員との密接な関係、学生同士の切磋琢磨、すでに社会の中で活躍している先輩法曹による支援などを通して、知識の獲得に留まらない、質の高い「学びの場」を提供します。私たち教員は、法曹を志す意欲を持った皆さんの入学を待っています。

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